ドロドロ血液とは・ドロドロ血液を食事で治す・ドロドロ血液を運動で治すについて
ドロドロ血液とは
ドロドロ血液について、考えてみましょう。
血液の三大成分、赤血球と白血球、そして血小板に、それぞれドロドロ血液の状態があります。
血糖値が高くなった時に、血液中の糖と細胞膜のたんぱく質が結合して、赤血球同士がくっついて血液が流れにくくなる、「ネバネバ血液」です。
次に、ストレス、喫煙、過労などにより、白血球が硬くなり、血液の粘性が増し、血管の内壁に付着し、血流が悪くなる「べたべた血液」です。
そして、無数の小さな血小板が集まり、血小板のひとつの塊が血液の流れを阻害する「ザラザラ血液」です。
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ドロドロ血液は単一のものではなく何種類かのタイプに分けられます。
白血球同士がべったりとくっつき血液の流れを悪くするタイプのもの。
原因として、活性酸素の増加があります。
これは過度の労働によるストレスや喫煙などによって生じます。
結果として白血球の粘着力が増加し血液の流れに障害をもたらすというものです。
赤血球の細胞膜が硬化して厚みを増した結果、血液が毛細血管を通るのに障害となってしまう。
このタイプの原因は、脂肪の過剰摂取によるものと見られており、悪玉コレステロールが増加してしまうことが主たる原因です。
もともと血液の粒は毛細血管の内径よりも少し大きいのですが、健康な血液には充分な柔軟性が備わっていて変形能と呼ばれ、どんな形状・狭いところの毛細血管にも流れ込める性質が備わっています。
アルコール類や甘いものの過剰摂取により引き起こされてしまうものに、血小板が集まり過ぎて、ざらついた血小板が群れを成すといったタイプの症状があります。
これは、血小板の凝集能という性質が、糖分やアルコールの過剰摂取によって必要以上に高まってしまうのが原因です。
糖尿病などにより血糖値が高くなると、赤血球の細胞膜が変質して毛細血管をスムーズに流れるために必要な変形能の働きが弱まり、結果として毛細血管の中に、どんどん詰まって固まってしまうタイプなどがあります。
以上のように血液がドロドロになってしまう原因は、喫煙、働きすぎや、それに伴うストレス、運動不足、誤った食生活等、暑い時期の水分不足を除いて、ほとんどすべてが生活習慣によるものとなっています。
長年の習慣を変えること克服することには、大変な困難と向き合わなければなりません。
しかし少しばかり考えて見てください。
死に至るような重大な病気を引き起こす確率・可能性を少しでも下げることが何よりも大切なことだと思います。
病気になってしまってからでは取り返しがつかないのですから。
ドロドロ血液を食事で治す
血液をドロドロからサラサラにするためには、野菜類の摂取は欠かせません。
野菜に含まれるビタミンCは、白血球の粘着作用を抗酸化作用で防止します。
他のビタミン・ミネラルなども効果的に作用して血液を浄化してサラサラにしてくれます。
特にねぎ類に含まれる硫化アリルは、消化を助けて殺菌作用もあり血小板が固まるのを防いで血管の中に血栓ができないようにします。
長ネギに多く含まれるカロテンはビタミンAの効果で活性酸素を抑え、タマネギは血糖値を下げて、ニンニクは赤血球の柔軟性を高める働きがあります。
お酢に含まれるクエン酸は血液の浄化、赤血球の柔軟性を増す効果があります。
特に黒酢の場合その効果がより高く即効性があり、すぐに血液をサラサラにしたい人は飲まれるといいでしょう。
コレステロールや血糖値を下げるものに、キノコやシイタケがあります。
キノコにはβグルカンという不溶性食物繊維が免疫力を高め、シイタケにはエリタデニンが血液中の増えすぎたコレステロールを排出してくれます。
大豆に多く含まれるイソフラボンは、動脈硬化を防ぐと共に血液中の余分な糖分・脂肪分を減少させる作用があり、大豆食品の代表格である納豆には、ナットウキナーゼという酵素には、血栓を溶かしてくれる効果があります。
海藻類の昆布やわかめにはヌメリ成分があり、これが余分なコレステロールを体外に排出する働きと血液中に糖分を取り込むのを抑制して、ドロドロ血液にならないようにする効果があります。
また肉類には脂肪分が多いのでタンパク質は魚からとるようにしたほうがいいでしょう。
特に青魚には、DHA・EPAなどの物質が豊富に含まれていますので、赤血球の柔軟性の向上や、血小板が固まるのを防ぎ血栓ができないようにする効果があります。
魚の種類としては、アジ・カツオ・サンマ・イワシ・サバ・ブリなどのお馴染みの魚ばかりですから、是非とも毎日の食事に取り入れて血液の浄化をしていただきたいと考えます。
ドロドロ血液を運動で治す
運動不足の人はドロドロ血液になってしまっているケースが運動を続けている人に比べると多いです。
体内の脂肪が増加して血液の流れが悪くなり結果としてそうなります。
手始めに、室内でできる自転車漕ぎなどいかがでしょうか。
テレビを見ながらとか、音楽を聴きながらやると比較的楽にできます。
比較的楽といっても運動ですからそれなりの汗はかきます、少しは頑張らなければなりません。
この自転車漕ぎの運動を一週間に二回ほど30分間程度を2〜3ヶ月やっていただくと効果が現れて来るのです。
結構頑張らなければなりません。
要するに運動を生活習慣化すればいいんですお酒やタバコを生活習慣化する人は多いのですが、それが運動となるとなかなか頑張って見ようという人はいないですね。
過去に大病をした人、命に関わる病気や怪我などをされた方には、ご自分の体を気遣って運動を続けていらっしゃる方が多いですがそういった経験がないと、その気にならないのかもしれません。
先ほども述べましたが、運動不足の人または、運動をまったくしない人にはドロドロ血液の人が多いですが、反対に運動をやり過ぎても意に反して血液がドロドロになってしまうので要注意です。
何事もやり過ぎはいけません。
一度にする運動時間は、30分から長くても1時間までとしたほうが血流のためにはいいのです。
そこで最も手軽にできるウォーキングをしてみませんか、
自転車漕ぎをするには器具を購入しなくてはなりませんが、ウォーキングは何もいりません。
1分間に100メートルのスピードで15分間ウォーキングをするのです。
つまり1.5kmを15分で歩く有酸素運動をやるのです。
以前の研究結果と違い現在のデータは15分で体脂肪を燃焼させることができるとされています。
これならできそうですね!